2011年8月16日火曜日

通貨高と通貨安

最近、ドル安や円高が話題に上らない日が少なくなりましたね~
通貨安を意図的に誘導している韓国や中国、やアメリカ…
そしてその煽りを受けて通貨高に悩まされる日本や新興国…
はてさて、この通貨高や通貨安は一概に悪い物、良い物と言えるのだろうか…
実はこれは一概に言えんのが事実やねw
何故なら通貨高にも通貨安にもメリットがあるからw
じゃー何故、通貨安になったり通貨高になったりするのか…
これは実はかなり複雑な話になるんで、細かい値動きについては予測がかなり難しいらしい…
ただ長期的な流れについてはある程度決まってるらしいねw
というのは、俺は1回、外為ドットコムの会場セミナーを聞きに行った時にその答えがった訳ですよ
野村隆道さんが講演してた話によると、通貨の上下は長期的には貿易の収支バランスによって決まりやすいんやってさ
つまりは貿易赤字になると通貨安になり、黒字になると通貨高になりやすいらしいね
でも一時期円安になったりしたヤン?て言う話もあるよな?
これは完全に金利などで誘導したりして意図的に通過安を導くんよ
だから通貨安や通貨高を誘導できるんよ
キャリートレードが典型的やわな(笑)?
さて、これで無理やり演出した通貨の偏重は一種のバブルに近い状態を作ってきっかけがあれば一気に巻き戻る
例えば、無理矢理捩ったバネが元に戻るかのようにサブプライムショックに基づく円高は始まったもんな
さて、通貨高も通貨安も実はいい物と悪い物があるって知ってる人はどの程度いるかな?
戦後すぐの高度経済成長期、急激な円高になりながらも株価を上げていった、
これは海外の投資家が日本の発展に伴って需要が上昇した円で日本の株がドンドン買われたから…
そうです、通貨高になっても、その買われた通貨が株などの投資マネーに化けてさえいればその通貨高の流れは寧ろ好ましいって言えるんよ
中国やブラジル、東南アジア諸国は通貨が買われてるのに、そこに株高になってるから
ニュースとかでは困るとか言うてるけど実際は寧ろ好ましい上昇って言えるんよ
まぁ必要以上の上昇はバブルになる可能性もあるから必ずしもよしとは言えんけどねw
じゃー今後日本などでこのような好ましい円高が出るか?と言えば、
基本的には答えはノーでしょうねw
何故なら、あの当時の日本と今の日本とで状況が違うんよ
当時の日本は世界の先進国の水準からは経済力が大きく落ちてた
だから、日本は円高の中での発展の余地もあった…
でも、今は円は世界のメジャー通貨の3大通貨の1つやし人口も減少傾向に入ってるから通貨高の中での株高っていうのは期待しづらい所なんよ
しかも今は輸出で何とか持ってる国やから通貨高になっただけでGDPへ大きく落ち込んでしまう…
それを考えると今の経済構造と状況では戦後スグのころのような通貨高の中での株高などは期待が難しいのが現状らしいんよね

さて通貨安についてもいい流れと悪い流れがあるのは周知の通り
どういう流れかっていうと、まぁ国内に流れてた外資が一斉に手を引いてしまって
それと同時に通貨を決済してしまうパターン
それによる通貨安…
アジア通貨危機がこれに当たるやろうね
つまりは自国通貨高の時に投資が促進されてればいい通貨高、
単に流動性もなく投機的に買われてるのが悪い通貨高
そして通貨安に乗じて外貨を大量に稼いでいる状態がいい通貨安
国内の投資された資金が一気に引き上げられて、それと同時に通貨安が連動してしまうのが最悪の通貨安
通貨安が国を滅ぼすって言われる所以やねw

だから通貨高も通貨安も今どういう状態なのかを考慮して、適切な対応をするのが中央が最もしなあかん仕事の1つってことね
これが理解できん奴はホンマの経済オンチ極まりないんやけどね
ポッポも菅直人もこれ理解できてないやろうな~

もう少し経済の流れが判る人がかじ取りしてほしい所です…


ほなね

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